デッサン道

デッサン道

デジタルとアナログ

便利さには功罪両面があります。画力が無くても、簡単にお絵かきソフトで絵が描けるようになりました。人間の形が、既にプログラムされているので、わざわざ人物を描く練習をする必要がない。でもこれに慣れた世代が、名画の実物を見て果たして感動を覚えるよ...
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マンガのデッサンについて

マンガ・アニメは、線画です。幼い頃から慣れ親しんだ、この描法が特別なものだと感じる人は少ないでしょう。デッサンは、線画ではありません。デッサンでも、線を描くことはありますが、モチーフにある光や影、色を描いている内に、線は消えていきます。現実...
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模倣ではない、表現であること

目の前に置かれたモチーフを、よく見て写し取っていく、そのようなデッサンが一般的です。それで、デッサンに創造性が無いとか、表現行為がないという誤解があります。創造的模倣ミメーシス(創造的模倣)というのがデッサンの起源であり、ギリシャ哲学に発す...
デッサン道

達成感が自信に

私自身、デッサンを始めた頃は、なかなか慣れなくて苦労しました。影を付けたり、タッチを付けたり、描き方がそれまでと違い、感覚的に受け入れるのに時間がかかったことを覚えています。少しずつですが、描けなかったものが上手く「表現」出来るようになる、...
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デッサンの持つ平等性

紙と鉛筆さえあれば、何時でも誰でも何処でも出来る、これはとても平等な方法です。紙と鉛筆なら、それほどお金がかからない。高いお金を出して、映像機器などが買えない人でも出来る。だから先進国の人でなくても出来る。例え、寝たきりであっても、出来る可...
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伊藤 廉著 「絵の話」

伊藤 廉著 「絵の話」(昭和42年発行)、「デッサンのすすめ」(昭和43年初版-共に美術出版社)読んでいます。たいへん古い本です。洋の東西問わず新旧多岐にわたる視野の広さと、柔軟な例え平易な言葉使いで、古さを感じさせません。「絵の話」は、戦...
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自転車に乗れた!

自転車に、最初に乗れた時、どうでしたか?思い出してみてください。またこけるのかな?という不安と共に、集中して周りが見えず自転車と自分だけだった。乗れた瞬間ぱっと周りが開けて、一気に世界が広がった気がした。(その後、勢いよくコケることもありま...
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デッサン道と言ったものがあるとしたら?

道という言葉の付くものが、日本にはたくさんあります。柔道、剣道、弓道、合気道、茶道、華道など。居ずまいがすっと伸び、飾らないけれども、秘めたものを感じさせる、そんなところが好きです。型はしっかり守りますが、本質は融通無碍でどこまでも広がるも...
デッサン道

「描く」と「写す」

写真を写すことと、デッサンとは違います。写真を写すことは、それ自体が目的ですが、デッサンは、別に目的があります。しかし、デッサンに「写す」ことは含まれます。デッサンにおける「描く」と「写す」という関係を、少し整理してみたいと思います。創造的...
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違和感を大事にする

人物デッサンで、少し皆さん自身で考えて頂くようにしました。ポイントは2点・違和感を大事にする・周りと見比べる「何か変だな、違和感があるな?」と思ったら、必ずどこかが間違っています。それは長さか?角度か?太さか?「足が変な気がする」と思ったら...
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生き生きした線とは何か?

やはり線の魅力は、生き生きとした線です。ドーミエという作家は、グニャグニャとした有機的な線を引く人もいる。速水御舟のように、鉄線描と言われるような厳格な線を引く人もいる。作家それぞれに、魅力的な線を引いています。これが良い線だと限定すること...
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「デッサン検定」について、手紙を書きました。

東京芸術大学の先生先輩方に、「デッサン検定」の必要性についてお手紙をお送りして一年。ます、お返事をいただいた方の文章を要約。-「漢字検定」と同様、利権に結びついて争うことになる。それぞれの現場で、誠実にデッサンを位置付けることをともかく継続...