よくある質問 Q&A

上達方法について

真円や正方形、ベタ面を描く練習をすることに意味がありますか? それで絵が上手くなりますか?

はい、意味があります。絵が上手くなるために必要です。

デジタルでは、真円や正確な四角はいとも簡単に描ける、ですから、わざわざ手描きで、そういうものを描く練習に疑問を持たれるでしょう。デッサン初心者の方が誤解し易いことですが、作業だけを見てしまって、結果を判断してしまうことです。結果はあなたの中にしか生まれないし、誰も外見からは分からないことです。

PCでは演算で一瞬のうちに行われることを、手描きでは苦労して行います。結果は同じように見えても、その過程は全然違う。円の場合は、目測で距離を測って、カーブを何度も整えていかなければ描けません。正方形も、距離を当分に測り、真っ直ぐな線で直角に交差することを意識しなければなりません。ベタ面は、どうしても手描きだと塗りムラが出ますので、出来るだけムラの出ない塗り方と、出来たムラの濃淡を埋める必要が有ります。

もうお分かりだと思いますが、これは感覚を鍛える練習です。目測で距離を測る、カーブや直線をコントロールする、効率のいい作業をする、明暗を見分ける、これらは全てデッサンで必要な判断力です。例えば顔を描く場合は、頭蓋骨の縦横比、目の高さ、鼻の高さ、口の高さ、それぞれの幅、向きや遠近が、どのようになっているかをミリ単位で判断する、高度な作業が必要になります。これに比べたら、真円や正方形、ベタ面の練習は、簡単です。

練習は、ほとんどの場合、簡単な方から始めたほうが良いはずです。確実にステップアップ出来ますから。

漫画が上達するために、本当にデッサンは必要なのですか?

漫画は省略はされていますが、的確な立体表現が行われています。それは、立体的に捉えたものを、平面的に表現する力があるから出来ることです。また、形を描き、動きを付ける、それが自分の思い通りに表現できることが、最終的な漫画の上達と言えるでしょうか。

立体的に捉える方法を知ること、形を描く方法を知ること、更にはインパクトのある構図法、背景との組み合わせなどの絵画的センス、デッサンは芸術系として堅苦しく捉えられがちですが、このようなことを学ぶためには必要だと思われます。むしろ漫画以外でも、かなり幅広いクリエイティブなジャンルで、基礎として大切なのではないかとも思います。

作りたい作品はあるのですが、画力が足りなくて全然作れません。どうしたらいいですか?

「画力が足りないと思って、作っていない。」
そういう場合は、自分の出来る事、出来ない事が具体的になっていませんから、分析は出来ません。色々と頭を巡らせて、悩んでしまうことも有るかと思います。「全然作れない」とありますから、まだ行動を起こす前なのか?と思います。

「作りたい作品を作ってみたのだが、上手く作れなかった。」
そういう場合は、実際に行動を起こしていますので、自分の出来る事、出来ない事が明確になり、分析する事が出来ます。これからの方針を、自分で練ることも出来るし、人にアドバイスを求めることも出来ます。

案ずるより産むが易しという例え通り、まずは描いてみることをお勧めします。描きながら、考えること。描くというのは、そのようなものではないでしょうか?目標に届くとか届かないとかは、先に判断することではなく、結果であり未来です。出来そうじゃないから、行動しないということだと、何も始まりません。作りたい作品があるなら、今出来ることにも、それを結びつけて考えるべきです。

作りたい作品があるなら、画力が足りなくても、近いうちに必ず実現する。絵が好きだから、作りたい作品があるからこそ、描けることが増えてくるデッサンは好きだ。画力が足りなくとも、時間を掛け、直しまくって、作りたい作品に近付ける。本来は、そう有るべきだと思います。

色々と頭を巡らせて、悩んでしまう、これがひどくなると、頭でなんとかしようとばかりします。その結果、行動することから、ますます遠ざかってしまう。行動するのが、億劫になってしまう。作りたいなら作る、そんな単純な答えに行き着くのに、私もそれなりに悩みましたけれども。

 

デッサンばかりやって、自分の好きな物を作っていません。デッサンをやり続ける意味はありますか?

自分の好きな物を作らず、デッサンばかりしている理由はなんでしょうか?受験が、目前に迫っているからでしょうか?それとも、デッサンが上手くならないと、自分の好きな作品が実現出来ないからでしょうか?

受験が目前に迫っていると、好きなことをしてはいけないでしょうか?そんなことはありません。私はしていました。
デッサンが上手くならないと、自分の好きな作品が実現出来ないでしょうか?そんなことはありません。デッサン力が足らなくても、自分が納得するまで直し続ければ、あなたの好きな作品はかなり近いところまで実現するのではないでしょうか。
デッサンが上手くなったとしても、自分の好きな作品がすんなり出来ることはありません。新しいことに、挑戦する場合が多いと思います。そうなると、上手く行かないこと、研究しなければならないことが出てきます。そしてデッサンも、研究しなければならない一部です。

「好きなことを、後に回して」という発想は、本末転倒になることがあります。時間がないなりに、目標が違うなりに、上手いなりに、下手ななりに、好きなことを生かす術はあると思います。好きなことを、デッサンに生かし、デッサンも好きになりましょう。

ぶっちゃけ卵や紙コップとか描きたくないのですが、そういう基本モチーフは避けて通れませんか?

卵や紙コップとか描きたくないのですね。つまり描きたいものがある?それを描いて下さい。

私は、どんなに難しくても、自分の好きなもの描けば良いと思います。それで上手く行かなければ、また頑張りましょう。それでも上手く行かなければ、何か方法を考えましょう。3回ぐらいトライして、それでも上手く行かなければ、もう少し難易度を下げたり、基礎に戻って練習すれば良いと思います。

何が何でも基礎から、ということは無いと思います。それより大切なのは、ご本人が自分の実力を知ることです。その上で、卵やリンゴや紙コップを描くことが必要だと思うようになれば、練習すればいいと思います。もちろん、基本モチーフには、初歩段階で必要なスキルが含まれているため、避けて通れないというより、一通り身に付けたほうが良いというのが結論です。

それでは、遠回りになるのでは?という質問もありそうです。私は、好きなものを何としても描きたいという人の方が、熱を持って上達するのを見てきました。そういう人はぶつかりますが、結果自分の足りないところも良く分かりますので、上達が早い。だから、敢えて言います。好きなものしか、描かなくて良いです。そこから基本モチーフまで戻ってこれたら、あなたの熱意は本物です。

絵はCG(デジタル)で描きたいのですが、運筆練習に意味がありますか?

はい、とても重要です。

デジタルで絵を描くことは、部分的に取り入れる人も含めて、現在とても一般的になってきています。デジタルは、複製、修正、転用や出力も含め、とても便利な道具です。現代において、絵を描く上で、デジタルを否定する事は出来ません。この質問は、そんなに便利なデジタル描画があるにもかかわらず、アナログで運筆練習をする必要が見出せない、と言い換えてもいいと思います。

アナログもデジタルも使って絵を描いた経験からお答えすると、アナログだろうが、デジタルだろうが、「絵を描く」ことは共通することがあります。手で、鉛筆やペンや筆を使いこなし、線や塗りで、自分のイメージを表現することです。それが出来れば、逆に、アナログだろうが、デジタルだろうが構わないとさえ思います。

鉛筆やペンや筆をコントロールし、自分の思い通りの線や塗りを行う、これは直ぐに出来る事ではありません。最初は、運筆練習で手の動きをコントロールしていくことが、描くのに慣れるにはとても効果的です。タブレットで運筆練習も出来ます。ただ、手の動きをコントロールするだけでも大変なのに、タブレットで描くことに慣れる必要が有ります。タブレットも進化したとはいえ、直接紙に描く精度は格段に高い、ですから鉛筆で紙に運筆練習する意味はかなり有ります。

鉛筆デッサンは基本白黒です。 白黒デッサンで、カラー作品を描く能力が上がりますか?

はい、そうです。

私の経験では、カラーは自由で、何でも出来ますので、とても難しかった。空は空色、緑は緑色は通用しない世界で、色彩基礎知識があっても、絵を描こうとしたときに、いちいち色見本を見ながら描くことも出来ない。実際に色を試して、塗り直しながら、足掻きました。

経験則の中で自分の好きな色を見つけていく、そういったマニュアルが通用しないセンスの世界です。そうやって、絵描きは自分の色を見つけていくのだと思います。その段階は、デッサンというより作品制作そのものです。

もちろん色彩を使ったデッサンはありますから、いきなり初心者のうちからそれを始めることも出来ます。しかし、一般的にはデッサンでは、白黒のみで行うことが多くなります。それでも、グラデーションを始めとする明暗の付け方、立体感や空間の出し方、描いていく手順など、多くの勉強をすることになります。その上カラーを取り入れることは、一度に多くの勉強をすることになりますので、お勧めはしません。(ご本人が判断下さい。)

白黒デッサンで、カラーを描く能力が上がるかどうかは、間違いなく上がります。積極的に色を使うわけではないけれども、白黒も色の一部と捉えることは出来ます。水墨画に色を感じるかどうか?という世界もありますので、感覚は白黒でも研ぎ澄まされるはずです。

写すことで、デッサンが上達するという教材がありますが、それは本当ですか?

写すことは、描く上で必要なスキルです。しかし描くとは、写すことではありません。

0.苦労して、立体のモチーフを目測で写します。
1.もっと簡単な方法があるよ!という人がいました。写真に取って、それを写します。
2.もっと簡単な方法があるよ!という人がいました。その写真を、透過原稿台に載せてトレースします。
3.もっと簡単な方法があるよ!という人がいました。その写真を、コピーにとります。

1.2.3どこまでが、一般的に絵を描くことと思えるでしょうか?
2や3を、描くことと捉える人はいないかも知れません。しかし、写すことをどんどん簡単にしていくと、終にはこうなる事例として挙げました。1がギリギリ、描く範囲に収まると思います。が、幅が有ります。旅行先の写真を下に水彩画を描くことは、良くあることです。しかし、手がプリンターと化してしまう場合、描くことから外れます。

「絵を描く」とは、手で、描画道具を使いこなし、線や塗りで、自分のイメージを表現することです。「描く」ことに対して、「写す」ことはその一部に過ぎないということになります。「写す」ことは、「描くこと」を成長させる大きな要因にはなりません。

もう一つ、「描く」のは「描くことが好き」だからというのが、大本の理由です。「写す」ことから始めて、「描くことが好き」になるだろうか?トレースやコピーは、絵を描く喜びに繋がるだろうか?という疑問です。逆に「描くことが好き」ならば、(簡単でなくとも)デッサンも好きになる、これはかなりリアルです。

絵を上手くなるには、やはり美大で学ばなければいけないのでしょうか?

必ずしもそうは思いません。大学というものは、勉強する手段の一つです。当方は、本格的に学びたい方に、新たな手段を提供することを目指しています。実際、私が講師をしているリアル絵画教室「百工房アートスペース」では、プロ目指しの方も頑張っていらっしゃいます。
私自身は美大に行きましたが、長い目で見ると、環境や手段は要因の一つに過ぎないと思います。本人のモチベーションや経験が、現場では問われているような気がします。もちろん入学準備や在学期間に、ストイックに勉強できたのは贅沢な環境だと思っていますが、漫画家の方は独学が大多数ですし、大学以外でも色々な可能性があっていいと思います。

「短期間で上手くなれる」といった通信教育をみかけますが、こちらでは、どれぐらいで効果がでますか?

効率的に上手くなる意味でしょうか?短期間でもそれなりに上達するのは事実ですが、長期間した練習した方が幅と厚みが出ます。絵というものは文化芸術ですから、「早い」「安い」「旨い」というファスト・ビジネスモデルにはならない。むしろ熟成系です。
上手いという基準も、デッサン、オリジナル、写真を写す、想像で描くなど、それぞれ違います。謳い文句は耳障りが良いのですが、教える側の都合で効率が上がるほど、現場は甘くありません。性格や考え方、それまでの経験など、人それぞれ背景が違いますから。
それでも効果的な学習をするには、受講者に合った課題を、楽しく丁寧に行うこと、その結果を次の課題に生かすこと、双方向で密なコミュニケーションでアドバイスのタイミングを計ることなどが、必要です。余り、儲からないと思います(笑)。

難しくなく簡単に学べるデッサンの教育を受けたいのですが、こちらの通信でも可能でしょうか?

可能です。捕捉すれば、デッサンの教材は、難しくなく簡単なものから、難しく簡単に学べないものまであります。難しくなく簡単なデッサンの教育では、デッサンの初歩が学べます。上手くなるのに従って、課題はどんどん難しくなります。
デッサンが簡単ではないというイメージは、石膏デッサンなど中上級者向けのものをやらされる!と、思っている方が多いからではないでしょうか?難しいことは、最初からは無理です。それなりに上達してから、練習すればいいのです。当方では、それぞれの実力や目的に合わせ、初心者であっても無理なく学べる、カリキュラム編成が可能です。

PC、タブレット、画像ソフト、たくさん投資しましたが、オジリナリティーが出てきません!なぜなのでしょうか?

画家を例に取ると、名前を知らなくとも絵を見たら、その人らしさが滲み出ている、それがオリジナリティーというものだと思います。その場合、オリジナリティーはどこから生まれてきているか?道具だろうか?それともその人の感覚だろうか?あなたはどう思われますか?やはりあなたのオリジナリティーは、あなたの感覚から生まれてくると思います。PC、タブレット、画像ソフトは、やはり道具です。

今の機械力はすごいですから、それだけですごい絵が描けるように思えます。しかし、画材をたくさん持っていたら良い絵が描けるか?といったら、必ずしもそうではありません。画集のコレクションがたくさん有っても、良い絵が描けるわけではありません。オリジナリティーを考えることとは、その人自身のリソースを刺激していくことです。むしろ、自分の興味を引き出していく方向で、自分の内面と向き合うこととも言えます。長い目で、じっくり取り組んで行くことも求められるでしょう。

我々は、形にならないもの、感覚的なもの=ソフトより、形のあるもの、物質的なもの=ハードに投資してしまいます。それはハードの方が、確実に思えてしまうからです。ソフトは、空ろなもののように思っています。果たしてそうなのでしょうか?クリエイティブには、どうしてもソフトが必要です。

オリジナリティーに気が付くこと、これはあなたにとって大きな分岐点になるかも知れません。大切にして探っていって下さい。

写真や絵を模写する指導を受けてきました。立体モチーフに向かうと上手く描けません。どうしてでしょうか?

写真や絵は2Dで、立体モチーフは3D、つまり対象の捉え方が違うからです。模写は、2D→2Dを忠実に写し取る手法を使います。立体を描く場合は、「裏側まで想像しながら」と良く言われることがありますが、「立体視」を常に行っています。脳内に立体イメージを持つ、これを「立体視」と言います。

立体を繰り返し描くなどの訓練をして、そのような捉え方が出来るようになります。もちろん、2Dを描くより3Dを描く方が難易度は上がります。が、漫画などでリアルな立体表現を目指す場合は、3Dを練習することを強くお勧めします。

オリジナルイラストを描くとき、お手本がないと上手く描くことができません。どうすればいいですか?

お手本を参考に描いたものでは、オリジナルとは呼びにくいですね。オリジナルとは、作者の想像力で最初から最後まで作ったものですから、「習作」と呼ぶべきでしょうか。何かを参考にして描くことを否定するつもりは全然ありません。ただ、あなたが「お手本が無いと描けない」という意識が、自分が主体になっているのではなく、受身になってしまっている印象です。やはりオリジナルとは、あなたが自分のものを自主的に作って出していくんだ!という攻めの気持ちもいるのではないかと。

オリジナルイラストを描くためには、自分のアイデアを盛り込んでいくわけですが、アイデアを出していく作業は、写すこととはまったく違います。最初から、自分で描くことにプレッシャーを感じてしまう人も多いかもしれません。良いアイデアが出るだろうか?とか、上手く描けるだろうか?とか、初めての時はどうしても考えてしまう。アイデアは、気楽に考えた方が良いです。イラストも、直しまくればいつか描ける!ぐらいに、大らかに構えたほうが良いです。

つまり、少しでも自分のオリジナルを増やしていくには、気分をまったく変えて取り組むことになるわけですが、なかなかそうは上手く参りません。そこで、作画を、段階を追って、少しづつ、ひつこく進める方法や、手段(アドバイスを受けるなど)が効いてきます。一枚作品が完成したら、自信も付き、主体的な取り組みも楽に出来て来るようになります。

“1日数分の練習で上手くなる”講座を見かけますが、それで本当にうまくなるのでしょうか?

1日数分の練習分、上達するのは事実です。しかし長時間練習した方が、上手くなります。もちろん効果的な練習方法もあるでしょう。運筆練習などがそうです。しかし、上手くなるといっても、その先は長い。1日数分の練習で誰もが上手くなるなら、誰でもプロ?いえいえ、そんなわけには参りません。
当方は正直に、経験した量だけ、掛かった時間だけ上手くなりますと申し上げます。期間については、その方の求めるレベルに応じて掛かる、としか申し上げられません。密度のある経験と時間を、個別に丁寧に提供することが、当方の目的です。

“デッサンはコツとセンスがあれば描ける。そのコツを短期間でわかりやすくお伝えします”というサイトがある中、こちらの通信教育でもそういうものを教えていただけるのでしょうか?

デッサンのコツとセンスは、わかりやすくお伝えすることは可能です。しかし出来る状態になるかどうかは、描き手次第としか言いようがありません。「こうすればいいよ」と言っても、「なるほど!」の人もいれば、「わかんね~」という人もいます。特に経験を持たない人は、「わかんね~」。
結局、人それぞれの実力や個性、受け取り方に合わせて、コツとセンスを伝えるタイミングを計るしかありません。天才を除いて、鵜呑みにして出来るほど、現実は甘くはありません。例えば「自転車が乗れるまで」を例にとると、乗り方だけ知っていても、実際に乗って練習しないと乗れるようにはなりません。コツとセンスを、タイミングを計ってお教えします。自転車後部を、自転車が乗れるまで支えます。

他の通信教育では資格が取得できるものがありますが、この通信教育でも資格がとれますか?

当方では、資格はとれません。
でもデッサンは、絵画・イラスト・漫画などの作品を下支えするものです。上手いことが、資格になるべきでしょうか?上手い下手だけで、判断されていいものでしょうか?私は、デッサンは資格にならない方がいいと思っています。
デッサンを勉強しながら、並行してオリジナルの作品を作ることをお勧めします。デッサンを勉強した後に描いた作品には、まったく違う手応えを感じるはずです。それは自己実現そのものです。それが、あなたのアイデンティティー、誇りとなることを祈っております。

絵でお金が得られるようになりたいです。どうすればいいですか?

どうすればお金儲けが出来るか?私も知りたいです。それが分かれば、苦労していません(笑)。ただ、文化芸術分野でどのような職種があるか、一通り調べてみることをお勧めします。

お金とは、ニーズがあるからもらえるもの、払う人が価値を認めて、その対価を支払うものとシンプルに考える事が出来ます。ただ、文化芸術は生活の余剰物という意識も強いので、ニーズをそれほど認めてもらえないなど、世間体とどう付き合うか覚悟が要ります。

しかし、マーケットを見るに、本当に色々な仕事があり、儲け方(投資)があり、世の中は複雑です。マーケットでは、業種が保守化していくと、業種全体の価値が下がっていきます。新たなものが生まれ、競争があると、価値が上がっていきます。マーケットは、競争と新陳代謝を歓迎しているように思えます。今、文化芸術業種はどういう状況か、これもご自身で調べてみて下さい。

今まである仕事だけの中だけで、狭く考える必要は無いかもしれません。クリエイティブな分野だけに、新たなニーズを生み出すことも有りだと思います。言葉で言うのは簡単ですが、実際はかなり難しいことであるとは思います。しかし、今まであったものが、これからも続いていくとは限りません。ニーズの無いところに、ニーズを掘り起こしていく、そういう意識は持っていくべきかも知れません。

デッサン習わなくても、デッサンが上手い人がいます。これは才能の差でしょうか?

そういう人はいます。苦労してデッサンを勉強したのに、思わず天を恨んでしまうような人が。

私がそう思った人は、南方熊楠と宮本武蔵です(他にもいると思いますが)。南方熊楠が、素晴らしく緻密なきのこや粘菌のデッサンを残していますし、宮本武蔵は簡潔でこれも素晴らしく筆勢の有る水墨画を残しています。彼らは絵描きではありません。研究者であり武人です。だからデッサンは、経験していないでしょう。どちらも天才と言って良いような人たちです。しかし、単に才能の差と言ってしまったのではくやしいので、もう少し掘り下げます。

研究者は、研究対象を見続け、ちょっとした違いをも見逃さない日常を続けています。武人は、命のやり取りをします。相手の一挙手一投足が、自分自身の生死を分けるわけですから、相手の動作を見ることはそれこそ命懸けです。そこから鍛えられた観察力は、いかほどのものでしょうか?彼らの眼力を持って、描くことが可能になるのは、不思議ではないと思います。

やはり見ることが先になる、見る力が描く力になるという例として、良い示唆になるのではないでしょうか。描き方を知りたい人はとても多いのですが、描くことが目を鍛えることになると思っている人は少ないようです。

初心者なのですが、プロレベルまで上手くなりたいです。どのくらいの時間が必要ですか?

よく引き合いに出されるのが、1万時間の法則です。これはアメリカの研究者が、その道のプロ達がそれまでに掛けた練習時間を聞き、統計を取ったものです。1万時間、最初にこれを聞いたら、ひるみますね。思わず無理!と言ってしまいそうになります。
20時間の法則というのも有ります。これはビギナーが、砂に水が吸い込まれるように習ったことを吸収し、20時間までは進歩が早いという統計です。
100時間の法則というのも有ります。これは、人が客観的に見て、まずまず上手いレベルになるまでにかかる時間の統計です。(切り番ばかりなので、大まかな統計でしょう。)

この統計は、説得力はあります。統計とは、平均してそうだったということですから。しかし、1万時間掛けてもプロになれるとは限りませんし、個人差もあるでしょう。時間の量か?質か?という議論も有ります。この切り口だと厳密には、人それぞれ違うので、掛かる時間は分かりません、となります。

切り口を変え、プロがどこにこだわるかを考える時、かかった時間より、質であることは断言できます。質を上げる努力をしない人は、プロには成れないでしょう。質を上げ、それを続けることに集中することをお勧めします。これからどれ位の時間が掛かるか?というのは、結果であり未来のことです。これは「取らぬ狸の皮算用」です。「これだけの時間が掛かった。」と、プロになった後で述懐することは出来ますが。

受講について

初心者なのですが、大丈夫でしょうか?

大丈夫です。当方は、あなたに合わせて、初心者用のカリキュラムを組むことが出来ます。また、添削回数も任意で上限無しですから、途中でどうしたらいいか分からなくなった場合でも、お気軽にご相談いただけます。ご安心ください。

絵を描いたことがないのですが、大丈夫ですか?

大丈夫です。どんなことをしてみたいですか?それに合わせてカリキュラムを組みます。例えば、運筆練習や線を引く練習などの課題もあります。添削回数も任意で上限無しですから、途中でどうしたらいいか分からなくなった場合でも、お気軽にご相談いただけます。

通信教育の傍ら、オリジナルイラストのアドバイスもしていただけますか?

出来ます。むしろ、デッサン力は作品のため!作品を造ることを推奨いたします。どしどし、作品をお送りください。デジタルイラストでも結構です。

初心者ですが、漫画家を目指したいと思っています。こちらでは漫画の指導も可能でしょうか?

可能です。プロというハードルは高いものですが、誰もが最初は初心者です。初心者とプロの力の差は大きいものですが、富士山を上るのも一歩一歩からです。長期の目標としてしっかり見据えながら粘り強く、コツコツと短期の目標をクリアーしていきましょう。
具体的には、当方のエントリーでは、自分の描いた作品と、卵のデッサン(10分程度)、エントリーフォームの質問にお答えいただきます。それを拝見して、練習方法とカリキュラムを検討しますので、まずは一歩踏み出していただけたら幸いです。

添削回数制限無しというのは、とても良心的です。本当ですか?

本当です。当方には、文化芸術は人から人へ手渡しのように受け継がれるものという信念がございます。そのためには、マン・ツー・マン・システムが要るのです。そのシステムのためには、添削回数制限なしが要るのです。必要と思うことを、しているだけです。

今まで受けた通信教育では、添削回数が数回でした。もっと質問や添削をしたいのですが可能ですか?

可能です。当方では、添削回数は任意で上限無しです。あなたが質問したいだけ、添削を受けたいだけ、お応えします。

今まで通信教育を色々試してきましたが、どれも長続きしませんでした。こんな私でも続けられるでしょうか?

分かります、私にも経験があります。習慣付けして、コツコツ行うのは、それなりに意志の力が要ります。そして通信教育は、受講する方に一任されますので、その方の日常生活の中で流されてしまうのは、仕方のないことかもしれません。
当方では、双方向のコミュニケーションを使いますので、そのようなことは少なくなるかと思われます。

どのような課題がありますか?

初級48課題、中級48課題、上級48課題、また、それぞれデッサン傾向の強いものから、漫画傾向の強い課題まで、4層に分けています。様々な目標に合わせて選択出来るように、課題の種類を多くしました。受講者の方のアンケートを詳しくお聞きして、その人の目的と実力に合わせて講師が課題を厳選し、一人一人違うオリジナル・カリキュラムを組みます

デジタルで描いてもいいですか?

当方のデッサンの勉強方法としては、紙と鉛筆を用いたアナログのものとなります。

デジタル機器が発達しても、それを使いこなすのは人の感覚ですので、デジタル機器は「便利な」道具の一つと言えるでしょう。私自身良く使っていますので、否定するものではありません。が、皆様の感覚を引き出し鍛えるのは、便利さに頼らず、身近な安価な道具で、精度も高い、アナログの方法が適していると考えています。特に初心者の場合は、多額な投資と、使いこなすのに慣れる期間が必要(アナログでも慣れる期間は必要ですが、デジタルの場合+操作方法と感覚のズレに慣れなければならない。)ですので、大変だと思います。

AIという言葉も頻繁に聞くようになりましたが、AIに代替出来ないものは、人の感覚です。人間にしか出来ないものを鍛え育てていくという意味でも、アナログ作業には意味があると感じます。そのような理由から、当方ではデジタルでは描きません。

なぜ手描きにこだわるのですか?

結局、描くということは、目で見て判断して、手で描画道具を使いこなして、自分のイメージ通りの線や塗りを実現するということになると思います。そこまでは、手描きでなくても、デジタル機器の描画でも変わらない事実です。

ただ、手描きにこだわる理由としては、アナログ=心技体が通う=感覚を総動員しやすい、それも安価に身軽に出来るというものが挙げられます。また描画機器を使いこなすのにも、それなりの時間が掛かり、精度の高い機器は高価なものです。そして作品のもとになるものは結局、道具ではなく、皆様の感覚です。総合的に、紙に鉛筆で描くことが、簡単、便利で、質も高い練習が出来るからです。

コンピューターは便利ですから、その分感覚器官が怠ける、というものもあるかも知れません。描画ツールや3Dソフトなどは、拡大縮小、やり直し、レイヤー、背景の描き込みが、手描きに比べて圧倒的に便利です。しかし、例えば構図の場合、移動、拡大縮小が自由でいくらでも簡単に直せるため、構図の良し悪しの判断がどうしても甘くなります。

AIとなれば、更に便利になって、ツールの操作など単純作業の多くがAIに置き換わっていくと、予想されています。感覚器官が怠けるどころではなく、多くの仕事がAIに置き換わってなくなってしまうのですから、こうなるとAIに出来ないことを考え開発していかざるを得ません。しかしAIに出来ないことで、身近なものを挙げるとすると、それは第一に、皆様の感覚、五感です。

確かにアナログで行うとすると、不便といえば不便です。しかし不便な分、感覚が鍛えられるのですから、仕方がありません。五感を総動員して、感覚を育てること、手描きにはとても大切な役割があるのではないかと思っています。

石膏像も販売していますが、課題と関係ありますか?

マンガやイラストを描く人が、上手く描けない原因として、形を立体的に捉えていないことが挙げられます。もともとマンガは、平面的にデフォルメされた絵の描き方をしますが、実は省略されているだけで、的確に立体的表現が行なわれています。つまり立体的に捉えたものを、それを平面的表現に置き換えているのです。これを「立体視」と言います。

そのような捉え方をするには、立体を見て描くことがとても有効です。この石膏像は、そのような練習をするために開発したものです。安価(だとは思っているのですが)で、卓上モチーフとして場所をとらない大きさで、光が見やすい石膏で、というコンセプトがあります。

初級中級上級それぞれに、石膏像を描く課題が盛り込まれています。グラデーションの課題、顔の練習、人体の練習、と難易度が上がっていきます。石膏像はもとより簡単なモチーフではありませんが、「立体視」を目指して奮ってチャレンジしていただければ、頑張って作った甲斐があります。

※石膏像の課題を選択する場合は、石膏像を購入していただくことになります。

システムについて

資料はいただけますか?

メールでアンケートに答えていただき、カリキュラムを制作する段階で、添付書類で資料をご返信します。資料だけをお送りすることはございません。ご了承ください。

受講開始までにかかる時間はどれくらいですか?

当方は、カリキュラムを制作する段階で、相談を行ってからの受講になりますので、2週間程度お時間をいただくことになります。入会以降の充実を目指すためですので、ご了承ください。

初期費用はどれくらいかかりますか?

6ヵ月 計28,800円
(入会金10,800円+1課題3,000円×6/税込み)から受講できます。

画材は何を使いますか?

鉛筆(種類は多い方が良い)、練り消し、紙(なるべくつるつるした表面で厚手のもの、ケント紙推奨)などが基本です。画材セットをご注文いただくことも出来ます。その他画材は、あなたが水彩画をしたい場合、マンガイラストをしたい場合など、ご要望によっても変わります。カリキュラム制作時にご相談ください。

課題をこなすのに、どの程度の時間がかかりますか?

3時間目安です。オリジナル・イラスト制作では、12時間目安のものもあります。課題一覧表に明記してありますので、ご覧ください。あくまで目安ですので、1課題1時間で行っても、24時間かけても、何度も行っても、受講者の方の自由です。判断は基本的に受講者の方に任されますが、カリキュラム全体が6ヶ月で一旦終了するという、締め切りは有りますのでご留意ください。

添削を送る時間帯はありますか?

何時でも構いません。

添削の返信はどのように送られてきますか?

お送りいただいたデッサン画像とコメントに対して、一対一で添削とコメントを返していきます。それが、繰り返されます。添削を多く受けたい方は、とても長い履歴が付きます。ただ、今まで練習した事を振り返る場合、これは大変良い資料になります。

返信に関しては、なるべく早急にお返しします。なお、双方向での通信ではありますが、チャットや即時返信、通話はご勘弁頂いております。ご了承ください。

平日は仕事をしているので、休日を利用して絵の勉強をしたいと考えています。休日のみの利用でも可能でしょうか?

可能です。その人それぞれに合ったスケジュールで進めていただくことが、長続きする秘訣だと考えております。

郵送による添削は行っていますか?

当方では、デジタルデータでの双方向のコミュニケーションを使いますので、郵送での対応は行っておりません。

PC、スマホ、通信手段がない場合は?

当方では、デジタルデータでの双方向のコミュニケーションを使いますので、そのようなサービスが受けられません。

スキャナー、カメラが無いのですが、添削はどのようにしたらいいですか?

描いた絵を写真に撮るかスキャンして送って頂きます。
スマートフォンかPC、PCの場合スキャナーかカメラか、いずれかが必要になります。そうでない場合、当方では双方向のコミュニケーションを使いますので、そのようなサービスが受けられません。

クレジットカードを持っていないのですが、支払はどうしたらいいですか?

ペイパルで決済できない場合は、銀行振り込みでお願いいたします。手数料はご負担いただきます。ご了承ください。

追加料金は有りますか?

基本的に掛かりません。Lite!コースの課題が早く終了し、追加で課題を増やす場合のみ、派生します。

入金後のキャンセルは出来ますか?

入金後8日以内、或いは教材及び画材セット発送前であれば可能です。発送後のキャンセルはお受けしかねます。ご了承ください。※初期不良があった場合は、交換いたします。
また受講開始以降の、キャンセル及び返金にも応じかねますのでご了承下さい。

未成年でも加入できますか?

中学生以上でしたら出来ます。保護者の方の、同意と保証はお願いいたします。

途中で忙しくなってしまって、期間が過ぎてしまいました。再開にはどうすればいいですか?

継続をお申し出ください。継続の手続きを行います。継続のお申し出のない場合、解約になります。継続には、定額受講料のご入金が必要になります。入会金は掛かりません。

スクーリングはありますか?

あります。岡山県岡山市です。直接描いている所を判断してもらって描けない悩みを解決したい、特別な描画体験をしたい、などのご要望がありましたらご検討ください。お気軽にご相談ください。