道という言葉の付くものが、日本にはたくさんあります。
柔道、剣道、弓道、合気道、茶道、華道など。居ずまいがすっと伸び、飾らないけれども、秘めたものを感じさせる、そんなところが好きです。型はしっかり守りますが、本質は融通無碍でどこまでも広がるもの、という気がします。

デッサンは、描くことの核になる、実力を付けるためにはどうしても必要なものと思ってきました。
でも、地味で、裏に隠れがちです。
受験のためとか、趣味に向かないとか、未だに堅苦しいイメージがあります。
また、方法の善し悪し、上手いとか下手とかの優劣、狭苦しく、汲々としています。

やはり、まだまだ誤解されていると思います。
子どもの絵から、現代美術まで。
ラスコーの壁画から、お札の顔まで。
感情を込めることから、冷徹な判断まで。
デッサンも、型はしっかり守りますが、本質は融通無碍でどこまでも広がるものだと思います。

デッサン道、いかが?