絵を描いている時、今右脳を使っているな!とか、左脳が良い働きをしている!とか、気にしながら描いている人はいないでしょう。
冷静に観察すれば、モチーフから多くのものを感じ取ることが出来る、理性的に考えれば、アイデアが出易くなったりする、といったように右脳も左脳も補い合っているのではないでしょうか?
「感覚を司る右脳を鍛える」そういうキャッチは魅力的ですが、それより前に、我々は固定観念や常識によほど囚われていて、それとは違う見方や方法を紹介してくれている、と考えるほうが自然だと思います。

それに、利き手でない方で箸を持つとか絵を描くとかも、疑問に思います。その前に、人それぞれの特性があって、適不適や得手不得手があります。私は矯正されて、どもりが出たそうです。右脳左脳(右利き左利き)ということだけで単純に判断するのは、それこそ「頭でっかち」ではないでしょうか?