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添削としては、光の当たっている部分と陰の境界(?の部分)が、ややずれている感じがします。まずは境目のグラデーションを整え、手前に膨らんだ立体感を出しましょう。次に反射光を観察して表現してみましょう。陰の反射光は、床に近いところがもっと明るくなります。影は、ぼんやりと丸い境界になります。逆に、卵と床との設置点付近は、反射光が当たらないので最も暗くなります。このように光、陰、影には規則があります。今後のデッサンに生かしてみて下さい。
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[イラスト添削]

絵には丁寧さと誠実さがあり、好感が持てます。しかし、このようなイメージイラストは、いかにイメージを盛り上げるかが大切です。戦士は、強そうでなければならない!戦士には、どのようなイメージがありますか?がっしりして、筋肉粒々で、強くて、重そうで、恐ろしい、そんな感じでしょうか?
では、どうすればそのような表現が出来るでしょうか?まずは、骨→肉付けです。正中線がどうカーブしていくか、注意を払いましょう。筋肉もしっかり、足腰もしっかり、鎧や剣も硬くて重そうな強い線でしっかり、ろうそくに照らされた深い陰影もしっかり、力強く描いていきましょう。という訳ですが、これらを一遍に説明するのは難しいので、練習課題として、以下にご提示いたします。
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[Kさんのカリキュラムご提案]
ゲーム会社就職希望と言うことで、ポートフォーリオ作成に向けたカリキュラムをご提案します。みっちり実力をつけたい!というご希望に沿い、6ヶ月、19課題、全57時間のカリキュラムを作ってみました。
ポートフォーリオ提出用デッサンを2課題行います。イラストに適した課題、骨→肉付け、正中線のカーブ、筋肉表現などは、「初級マンガ」3課題「中級マンガ」1課題です。ろうそくに照らされた深い陰影は「中級」表現力2課題です。提出用作品のため、顔の練習2課題、キャラクターを描く3課題、そしてオリジナルイラスト2課題を加えました。
1 | 正中線の練習 | 「初級」4 |
2 | 表情喜怒哀楽 | 「初級」8 |
3 | 顔イラスト1 | 「初級」8 |
4 | 顔イラスト2 | 「初級」9 |
5 | 顔イラスト3 | 「初級」10 |
6 | 等身1 | 「初級」11 |
7 | 等身2 | 「初級」12 |
8 | 表現力1 | 「中級」16 |
9 | 表現力2 | 「中級」17 |
10 | キャラクター1 | 「中級」1 |
11 | キャラクター2 | 「中級」2 |
12 | キャラクター3 | 「中級」3 |
13 | アクション | 「中級」4 |
14 | モチーフ3個1 | 「上級」41 |
15 | モチーフ3個2 | 「上級」42 |
16 | イラスト群像1 | 「中級」9 |
17 | イラスト群像2 | 「中級」10 |
18 | イラスト群像3 | 「中級」11 |
19 | イラスト群像4 | 「中級」12 |
以上、コンパクトにまとめて見ましたが、更に追加したい課題がありましたら、是非お知らせください。カリキュラムを組み替えます。では、ご検討よろしくお願いします。

課題開始



序盤から、頭蓋骨の形、目、鼻、口の位置をアタってください。目の位置しか入れていませんね。これでは不十分です。アタリを付ける際、俯瞰の場合は、下に向けて遠近がつくわけですから、アタリの位置も下に、上下の幅の狭くなることに気を付けてください。
中盤からは、目、鼻、口それぞれの幅や厚みを丁寧にアタっていきます。ここでの正確さが無いと同じキャラクターに見えない!ということになってしまいます。かなり序盤中盤が大事ということが、お分かりになりましたか?
終盤では、筋肉の付き方に注意して、目鼻口の細部の描き込みを行います。角度に合わせて、骨の形や肉付きに合わせて、目、鼻、口がどう変化するか?まず、頭蓋骨に合わせて全体的にカーブしていること、鼻、口は頭蓋骨より飛び出していることを理解します。アオリの顔、俯瞰の顔は、もう少し重点的に練習を行ったほうがいいかも知れません。
特に口は、生き生きした動きを出そうとするほど、難しいモチーフです。口を大きく開けた場合、口は上下に引っ張られますので、口元はカーブになります。また激しい表情は、目にも影響するのではないでしょうか?見開くなり、細めるなり、ご自身を感情移入してイメージを盛り上げてみましょう。これは、自分の顔をよく動かして参考にすることをお勧めします。
最後に、顔というものは実はとても奥の深いものですので、失敗を恐れず、どんどん描いてどんどん直してください。これからも自分のイメージに従って、勢い描いて行く姿勢は続けていただければと思います。
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当方のコンセプトは、マンツーマンです。 それは、その人と向き合い、その人の個性を、真摯に考えていくことです。 当方は、アンケートや質問を、たくさんいたします。 それは、その人を理解し、傾向と対策を講じるためです。 そうして、その人だけのオリジナル・カリキュラムを作ります。 課題のデモンストレーション映像は、当方が丁寧に手作りしております。 添削サービスも、何度でも、対応して参ります。 当方の、特徴は「きめ細やかな対応」です。
↓現在のKさんの作品です。
受講者の声
イラストレーター:Aさん ずっと独学やってきたので基礎を身に着けたいと思い、受講しました。デッサンを学んでみたら思い込みで描いていた部分に大いに気づかされました。自分の苦手な分野を見つけることができ、更なる画力アップに努めています。選美眼も上がったので、昔描いた自分の絵が下手に見えて困ります(笑)
画家:Мさん 主に基礎デッサンとパース、構図を勉強しています。 デッサンは練習なのですが、描き進め方など作品作りと通じるものがあります。画力を上げて、ササッと描いても「らしい」というか、説得力のある絵が描けるようになりたいです。
漫画家:Tさん 特に人物デッサンに力を入れています。勉強を繰り返すことで、デフォルメした際にも違和感が出ず、躍動的な体を描く事ができます。 デッサンを学んでから、絵を描くスピードが上がってきたように思います。
これからも、より良い美術通信講座を目指して、改良を重ねて参ります。
デッサンオンデマンドを、どうぞよろしくお願いいたします。