踊る阿呆に、見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損!損!
これは阿波踊りの有名なフレーズですが、人生の達人が発した言葉なんでしょうね!
新しいことに踏み出すには勇気が要りますが、達人は人生の楽しみ方を知っているのでしょう。見ても楽しい、分かることもあるだろう、でも、本当のことは、やってみなければわからん!そういう意味を感じ取ります。

下手な踊りを、人様にお見せ出来ない!大概はそうなります。確かに失敗は嫌だし、かっこ悪いところは見せたくない。でも、そうして制限をかけている内に、どんどん後ろ向きになっていくのも確か。だから、阿呆になれよ!損!損!と繰り返す。失敗したら、失敗は成功の元と、おおらかに見栄を切ったらいいと思います。余裕が懐の大きさを感じさせまし、人受けが良いはず。実際、経験の数だけ人生は豊かになる、格言の通りだと思います。絵に関しても、上達は失敗の連続の先の話ですし、経験の多い人は、めんどくさくて失敗を数えたりしない、あるいは失敗とすら思わない人が多いと思います。直ぐには上手くならない、初心者の方は諦めましょう、大らかに。

人のを見ているより、自分がアクションを起こす。これは他人事ではなく、自分事で取り組む、という意味も感じます。人と比べても仕方がない、自分のやれることをやる、という意味にもなると思います。上手い人やすごい人は、たくさんいます。特に初心者の時は、自分の現状と比べて、間違いなく凹みますね。でも世の中から、上手い人やすごい人が、いなくなるわけでもありません(いなくなったら寂しいですね。)。上手い人やすごい人がたくさんいるから、自分のする意味が無い?そんなことはありません。人がやる意味と、自分がやる意味は違いますから。自分がする意味は、自分が決めることです。目の前のモチーフに集中して、人と比べてどうのこうのは、逆に雑念として追い払う方が、健全かも知れません。