見えてくると、描けてくる。これも、昔から言われているセオリーです。デッサンは、描く技術では、見る技術なのかも知れません。

デッサン奮闘期13

デッサン暦2年の2010年4月。
ついに2年経ちましたよ。

人物クロッキー

これ、背中のモリッとした感じとか、けっこう描けてますよね。
やっと、外側の輪郭線だけではない描き方が出来るようになってきました。

師匠からはずっと「中身を描け」と言われ続けてたんですけど、「最初に輪郭が無いと、中も描けないじゃないか」と反発し続けること2年。いや、反抗しているつもりはなかったのですが、師匠の言う言葉の意味が分らなかったんですよ。「ああ、そういうことか!」と自分がハラオチしないと、全然自分のものになって行かない。

世の中の物体に主線は無い。
そして物体は立体であり、奥行きがあり、光と影により明暗がある。
人物には骨が入り肉がつき服があって、その一番外(空気と触れる部分)に境界が生まれる。
輪郭線は、かりそめのラインなのだ!だから、中身から描かないとリアルに描けないんですよね。

やっと分ったよ!
師匠には「遅すぎるわ~。あんた、頑固やね~!」と言われました!