人物は、形を描くことだけでも簡単ではありません。最初は、形を追うだけでも必死になります。形が描けたら、次は塗るという段階を経て、徐々に形と明暗を両方考えながら描けるようになります。

デッサン奮闘期04

人物クロッキー
デッサン暦8ヶ月の2008年12月。
60ページのクロッキー帳2冊目を描いています。

モデルデッサンの会にて、この絵は20分クロッキー。

線でばかり描く私に、師匠は「もっと塗れ!影を付けろ!」言います。手は速くなってきたので、だいぶ塗れるようになりました。

しかし、人物のアウトラインを線で囲ってから中を塗るという「塗り絵方式」なのは変わりません。少し薄めに線を入れて目立たないようにしてますけど…。

とにかく「塗れ」言われるので塗ったよ、という感じです。
髪の色も黒いタイツの色も薄いニットの陰も、どこも対して色が変わりません。どこが一番明るくて、どこが一番暗いのか、観察する余裕も無く、塗り絵方式のデッサンが続いていきます。

線で囲んでから、そのパーツを色塗りする。
漫画脳は私のデッサン道を阻みます・・・。

つづく。