習得に時間が掛かります。そのための場所を借りる家賃が必要になります。
また美術という分野は、感覚を重んじます。その習得に時間が掛かる訳ですが、そこで感覚を伝える講師という存在が必要となり、受講者と密なコミュニケーションを取ります。そのための人件費が上乗せされます。

多くの時間を費やすこと、講師料、家賃費用などが、講座料に加算されるために、安くならないわけです。しかし、リアル教室の対面で、大勢のライバルと刺激し合いながら、練習する密度は得難いものがあります。難関校受験を目指すなら、必要な環境だと思います。

しかし、コロナ禍が続き、景気は良くはありません。そのような時に、多くの方が金銭的余裕が無いために、美術では無く別の分野を選んだりするため、美術全体としては盛り下がっていきます。負担を減らし、多くの人に可能性が開けるとしたら、通信制には大きな役割があると考えています。