上達方法について
- Q真円や正方形、ベタ面を描く練習をすることに意味がありますか? それで絵が上手くなりますか?
- A
はい、意味があります。これらは、絵が上手くなるために必要な感覚を鍛える練習です。
真円や正方形、ベタ面を描くことによって、目測、線や塗りをコントロールする力、明暗を見分ける力となります。
デッサンは、自分で判断して、自分で描くことが求められます。これらの練習は、そのために必要な力を身につけるために、避けては通れません。現代では、手描きではなく、ソフトウェアによって簡単に描くことが出来ますが、それでは判断力が身に付きません。手描きでは苦労する分、判断力が身に付きます。
- Qマンガが上達するために、本当にデッサンは必要なのですか?
- A
必要です。例えば、顔を描く場合、目、鼻、口の配置だけでミリ単位で判断する目測が必要になります。また、マンガは省略された表現ですが、その分、立体感を的確に捉えて、線で描くことになります。その上、人間を描くことは、形の複雑さだけではなく、動きや重力まで含んだ難易度の高い課題です。
デッサンで行われる、目測、線や塗りをコントロールする力、明暗を見分ける力は、初歩として、確実にステップアップしていくために、適切な方法と言えるでしょう。そうでなければ、難易度の高い目標に、直に取り組むことになります。
- Q作りたい作品はあるのですが、画力が足りなくて全然作れません。どうしたらいいですか?
- A
画力が足りなくても、まず作品を作ることをお勧めします。まず、一歩踏み出すことは重要です。何時になっても、踏み出せないで先送りにする例を、たくさん見てきました。
出来た作品は、満足がいくものにはならないでしょう。人に見せるのは、上手くいってからで構いません。自分に対する言い訳は、途中経過であるとか、画力が足りないとか、いくらでも用意出来ます。あなたは確実に、画力を上げるモチベーションを得るでしょう。
行動してこそ見えてくる景色があります。行動しないと、全く分からないものでもあります。結局のところ、デッサンも練習すればするほど上手くなるもの、結果は行動した分だけ付いてくるものです。行動するか、しないかが、大きな分かれ道になります。勇気のいる選択かも知れませんが、全然作れないとしても(案外、まずまず出来ることが多い)得るものは多いと思います。
- Qデッサンばかりやって、自分の好きなものを描いていません。デッサンをやり続ける意味はありますか?
- A
デッサンは、技術習得のために仕方なくするものと思っていますね。つまり、デッサンと、好きなものを描くことは、別だと考えている。それは違います。デッサンは、好きなものをもっと上手く描くための技術であり、デッサンとあなたの好きなものは繋がっています。
画家が行うデッサンは、作品の下描きや練習になっています。好きなものを思う存分表すために、人にそれを伝えるために、情熱的にデッサンを行います。表現や制作意図を伝えることは、簡単では有りません。それだけ、多くの練習を重ねる訳です。ここでは、デッサンと好きなものが直結しています。
好きなものを描いていても、新しいことに挑戦する度に、必ずと言って良いぐらい、上手く行かないことにぶつかります。それを解決していくのは、作家の情熱です。デッサン力が足らない場合は、更に練習するしかありません。
デッサンをやり続ける意味は、自分が描く意味に重なります。好きなものを描く、好きなものを描いて生きていく、そこに必要なのは、関連するものを全て意味のあるものにしていく情熱かも知れません。
- Q卵や紙コップは、描いていて面白くありません。面白く思えるものだけ描いてはいけないのでしょうか?
- A
面白く思えるものだけ描いて構いません。後で、自分が満足できたかどうか判断して下さい。満足出来たら、そのまま続けて描いて行きましょう。満足できなかったら、その原因を考えてみて下さい。原因が基礎画力であるなら、卵や紙コップを描いて行きましょう。自分で、原因が基礎画力と思う時、きっと卵や紙コップは面白くないとは思わないはずです。
何が何でも基礎から始めなければならない、という道理はありません。人によっては、基礎がなぜ必要か、自分に納得出来ていないことも多いと思います。「デッサンは遠回りになるのでは?」という質問をされたことがありますが、それは基礎がなぜ必要かということを、自分が納得出来ていないからです。
好きなものを何としても描きたいという人が、ぶつかりながら、自分に足りないところをどんどん吸収して、早く上達することもありました。好きなものを描いていても、いずれ基礎の大切さに気付く瞬間が訪れます。基本モチーフには、初歩段階で必要なスキルが含まれているため、避けて通れないというのが結論ですが、デッサンは自分で判断して、自分で描いていく力を付けるものですから、ご本人の気付きが最も大切だと言うことも出来るのです。
- Q絵はCG(デジタル)で描きたいのですが、運筆練習に意味がありますか?
- A
あります。自分の手が上手く描くことは、重要な意味を持つからです。
きれいに塗る、整えるという点でデジタルが優れているのは、言うまでもありません。しかし、それは機械力であって判断力では有りません。絵を描いていくためには、形や明暗、構図、表現の適不適などの判断力がどうしても必要です。そのために、自分自身が線や塗りをコントロールするための運筆練習が必要になるのです。
デジタルは、複製、修正、転用や出力も含め、とても便利な道具ですので、部分的に取り入れる人も含めて一般的です。しかし、手と目と頭脳を使い、絵を描いていくことは、アナログでもデジタルでも変わりません。むしろ、デジタルでは、簡単で便利なため判断を任せてしまうところに、自分の能力が鍛えられないという落とし穴があります。
指先を使い、線や塗りをコントロールすることは、感覚を強く刺激することにもなります。感覚が身に備わったら、自分の感覚を主として表現していくこと、つまりアナログであっても、デジタルであっても、それらは道具であり、自分が主として道具を使いこなしていくことがはっきりします。デジタルが便利な分、一様な道具の使い方となりがちで、アナログから積み上げた方が感覚を鍛えた分、独創的な道具の使い方につながる可能性は大きいでしょう。
- Q鉛筆デッサンは基本白黒です。 白黒デッサンで、カラー作品を描く能力が上がりますか?
- A
上がります。絵画には色が付いているのに対し、デッサンが白黒中心になったのは、簡略化して吟味するためです。
色価といいますが、例えばリンゴの赤は意外と暗い明暗に置き換わります。そのように、白黒に置き換えた後、構図や色の配置を考えて行く訳です。つまり、白黒でも色を考えていくことになるので、カラー作品を描く能力と直につながっていることになります。
色というものは、単色でも捉えられますが、むしろ響き合いや、塗り重ねによる効果など含めると、複雑で感覚的な世界です。そのため、デッサンでも色の勉強が出来るとは言え、間接的効果ということになります。色を勉強したいと思うなら、直接、色と取っ組み合いをする方が効果的であることは申し上げる必要があるでしょう。しかし、伝統的な世界である水墨画では、白黒のグラデーションの中に、無限の空間や色を感じていきます。墨のわずかな色味の中に限定されても、そこには豊かな色彩感覚が宿っていることも確かです。
作品の世界の方がデッサンより遥かに広く、様々な成功事例を見ることが出来ます。デッサンだけではなく作品も多く見ること、デッサンと作品をつなげて考えることで、更に色彩感覚は高まると考えます。
- Q写すことで、デッサンが上達するという教材がありますが、それは本当ですか?
- A
写すことは、デッサンでは大切な技術です。形を上手く表せなければ、何を意味しているか分からなくなります。また、デッサンを創造的模倣と表すことがありますが、模倣することにより、形や空間や光や質というものを捉えることに、デッサンの大きな目的があります。
しかし描くことは、写すことではありません。表現と再現は違うのです。創造的模倣という言葉にある、創造的という文言は重要な意味を持っています。
問題は、写すことに重きを置いた場合、自分の思いや解釈を乗せた表現が後回しとなること、時として、写すだけで表現を意識しないことは、デッサンが美術の基礎である大きな意味を失わせることになります。
写すことで、確かにデッサンが上達するかもしれません。しかし、そこだけに特化することは、表現を考えないことになりがちで、美術の広く豊かな世界を切り離すことに成りかねません。この点を十分ご留意ください。
- Q絵を上手くなるには、やはり美大で学ばなければいけないのでしょうか?
- A
必ずしもそうは思いません。大学も、絵を勉強する手段の一つです。
ただ、入試のための研鑽、入学後の専門家とのやり取り、学友との影響関係など、濃密な経験を鑑みれば、とても効果的な手段であることは間違いありません。しかし、漫画家の方は独学も多いですし、大学以外でも様々な可能性があることも確かです。
長い目で見ると、環境や手段などは方法に過ぎず、モチベーションや継続力、独善に陥らないバランスなどが、目的を成すための大きな要因だと思います。要は、自分次第ということでしょうか。良くお考えになって、自分にとって良い選びが出来ることをお祈りしています。
- Q「短期間で上手くなれる」といった通信教育をみかけますが、こちらでは、どれぐらいで効果がでますか?
- A
「短期間で上手くなれる」効率重視の書籍や教材など、いわゆるハウツー本は、今も昔も人気があります。「早い」「安い」「旨い」に代表されるファスト文化は、あながち否定できません。効率が、経済的豊かさを可能にしたからです。しかし問題は、絵、それを代表する美術の世界が、経済効率をテーマにしていないところです。つまり、効率という観点とはそぐわないのです。
そのような本を手に取ったことはあります。なるほど、要点をまとめて、直ぐに出来そうに思える作りになっています。しかし、自分でやってみると、そのようには決して出来ない。自分の、不都合な真実は隠されているからです。まずは、自分の手や目や頭脳を使うという点。身体を伴いますので、慣れるのも、認識や感覚を鍛えていくには、時間が掛かります。
どれくらいで上手くなるか?という質問に対しては、人それぞれであるとしかお答えできません。基礎は、時間を掛けて繰り返すことが必要です。ハウツー本のような詰め込み式は、早く忘れてしまうという特性があります。
そもそも、早く上手くなることを目的にするより、良いものを目指すことをお勧めします。良いものを作るには時間が掛かり、早く上手く完成させることが問われるのは、試験の時だけ。そのような状況が特殊であることも、認識いただければと思います。
- Q写真や絵を模写する指導を受けてきました。立体モチーフに向かうと上手く描けません。どうしてでしょうか?
- A
写真や絵は2D、立体モチーフは3Dです。模写では2Dを写し取る技術を得られますが、3Dから得られる空間認識は養われません。
立体を描く場合は、「裏側まで想像しながら描く」という指導が良く行われます。それが脳内に立体イメージを持つ、「立体視」という感覚を養います。更に、立体の持つ存在感やリアリティーを受け取る力や、それを表現する力が、アートで大きな意味を持ちます。
とはいえ、立体の方が、情報量が多く難しい課題であることは確かです。そのため、多くの人が写真などを参考に、デッサンを「上手く描く」方法を取ります。問題は、簡単な2Dに慣れてしまうと、アート本来の意味に立ち返ることが難しくなることです。そのような状況では、難しくとも、早く立体モチーフを描き続けることが必要です。
- Qデッサン習わなくても、デッサンが上手い人がいます。これは才能の差でしょうか?
- A
そういう人は存在します。南方熊楠と宮本武蔵は将にそうです。南方熊楠は緻密なきのこや粘菌のデッサンを残し、宮本武蔵は剣さばきのような筆勢が顕著な水墨画を残しています。
彼らは、研究者と武人であり、画家では有りません。しかし、研究対象に対する集中力や、生死に分ける戦いに臨む集中力は、非凡なものであることは間違いありません。それは、眼力と言っても差し支えないでしょう。
デッサンでは、描く技術が注目されがちですが、見る力が無ければ上手く描くことはできません。才能の差というならば、彼らには見る才能があり、それが描く力につながったということになります。つまり、デッサンにとって、集中力や観察力は最も大切なものであると言えるでしょう。
- Q初心者なのですが、プロレベルまで上手くなりたいです。どのくらいの時間が必要ですか?
- A
よく引き合いに出されるのが、1万時間の法則です。これは研究者が統計を取った、プロになれるまで掛かった練習時間から、ざっくり割り出されたものです。
20時間の法則というのもあります。この統計は、ビギナーは砂に水が吸い込まれるように吸収するので、20時間内は特に進歩が早いというものです。
100時間の法則というのも有ります。この統計は、他の人にまずまず上手いレベルになったと認めてもらえるまで掛かる時間です。 個人差や、時間の質に対してはどうか?という反論は当然あると思います。しかし、この統計の説得力は、練習時間と上達は比例するという経験値にあります。プロになるには、多くの研鑽が必要であることは、間違いのない事実でしょう。
しかし、時間を掛ければ、プロになれるということでは有りません。質を上げる努力抜きに、漫然と時間を掛けても、プロには慣れないでしょう。それだけ厳しい時間を持てるかどうかは、あなたの覚悟を要することでもあります。現実的な言い方で申し訳ないですが、夢を現実にすることは、こういうことだと思います。
- Q自主性を高めるためには、何が必要ですか?
- A
問うことです。
自主性とは、自分で考え、行動すること。
自分で考えることは、自分で問いを発することから始まります。
そして、自分で考えることは、自分で行動することにつながります。
何を問うか?
何でも構わないと思います。
自分は何か?
どうして生きているのか?
どうして、自主性が無いのか?
答えの出ない問いもあると思います。
しかし、答えようとしている内に、あなたの主体性が呼び覚まされるでしょう。
自主性とは、自分で考え、行動することですが、それは自分が汗をかくことであり、失敗を受け入れることですから、楽ではありません。
例えば、自分の空色はなんだろう?自分の緑色はなんだろう?と考えて描くのが、自主性。空は濁ったり、緑は生き生きとした色にはならないかも知れません。でも、他の人にはない独自色が表れる。
反面、答えを貰うのは、受け身ですが、楽です。空は空色、緑は緑色に描きなさいというのは、失敗は無いかも知れないが、みんな同じ。何より、絵として面白くない。
また、マニュアル主義、受け身の姿勢を転換していくことは、その姿勢を続けた期間が長いほど、難しくなると思います。
難関校が、受験生の自主的な答案を審査するようになってきた理由は、自主的に考え取り組んだところに、その人の独自性が宿るからであり、自主的に考え取り組める人材の方が、将来大きく伸びることを知っているからだと考えています。
難関校を別にしても、自分が自分の絵を描くことや、自分の人生だと思うことは、自分主体という考えを抜きには成立しません。小さい頃、色々な質問をして親を困らせたように、今度は、自分に対して色々な質問をしてみることをお勧めします。
受験について
- Q試験でデッサンが出題されるのですが、面白くないので、なかなかやる気が出ません。どうしたら良いでしょうか?
- A
美大の試験でデッサンが出るから、デッサンをしなければならない。これは受験生から良く聞く言葉です。 早く上手くなりたいから、技術のことばかり気になります。そうすると余計に、面白いとか美しいとか感じ無くなります。上手くいかないことが続くと、好きとか綺麗だという気持ちを持つ余裕すら無くなります。その上、技術的に上手く描くことばかり要求されることは、もはや苦行です。元々、絵を描くのが好きだから美大を目指したのに、辛いと思います。
しかし、こればかりはどうすることも出来ません。好きで描いていた今までとは、違うからです。また、デッサンという専門技術が、初めから上手くいくことはほとんどありません。まずは、技術に全力を注ぎ、習得に喜びを見出すように切り替えることです。やる気の出ない時は、とにかく鉛筆を持って、準備運筆から始めましょう。
少しずつ技術が習得できるようになったら、出来るところから、少しずつ「好き」を取り入れてみましょう。好きな鉛筆、好きなスケッチブック、好きなモチーフ、身近なところから、何でも構いませんので始めてみましょう。好きなものが、やる気を助けてくれます。
少し描けるようになったら、好きな作家の画集を見ることは、一番お勧めです。
受験というものは、技術中心に考えてしまう傾向が強いですが、美術の本質は技術ではありません。本質とずれた受験体験は、あなたの将来にとっても有益なものになるとは思えません。大先輩の画業というものは、とりあえずデッサンだけ頑張ろうとする自分を、振り返らせてくれるでしょう。
更に受験期とは、柔軟に新しいものを取り入れることが出来る時期でもあります。デッサンの勉強と共に、現代美術でも伝統美術でも、良い作品に多く触れることをお勧めします。
良い作品に触れて受けた刺激は、デッサンに対するやる気も奮い起こしてくれるはずです。
- Q美術系進学したいのですが、志望する大学が決まっていません。どうしたらいいですか?
- A
まずは、練習を始めましょう。
入試で出題されることの多いデッサンですが、上達するためには、それなりの時間を要します。また難関校の場合、デッサンだけではなく、油絵、色面構成、立体構成などの専門科目の学習も必要になりますので、2~3年かけて受験準備をすることが普通です。合格の可能性を高めるためには、お早めに準備を始めることをお勧めします。
次に、当たり前ですが大学を調べましょう。しかし、自分を基準に大学を調べることが大切です。自分の好きや将来やってみたい仕事は何か?どの大学にそのような仕事を行っている先生がいるか?少しずつ調べて行きましょう。自分がどうしたらいいか分からないという時期でもありますが、自分の傾向を考えて、大学を調べて下さい。このことは、学ぶ意欲となって、受験の意味を自分に問う大切な機会でもあります。それは自分を大切にすることにもなりますので、是非お勧めします。
- Q高校3年生です。今までデッサンの勉強をしたことがありません。 受験のことを考えてデッサンを始めましたが、周りの人のレベルが高いので焦っています。 どうすればいいでしょうか?
- A
厳しい状況であることは、認識して下さい。そして、今から出来ることを精一杯行うしかありません。
まず、デッサンを習得するためには、時間が必要です。そのために、時間を出来るだけ多く確保して下さい。そして、一刻も早く、デッサン基礎を練習して行きましょう。
デッサン基礎は、試験に出るような課題では有りません。だから、即、試験に出るような課題を練習したいと思うかも知れません。しかし、基礎が出来ないと、その先の難しいデッサンは、間違いなく描けません。その上、基礎というものは、身に付くまで時間がかなり必要です。時間との闘いと共に、焦りとの闘いとなるでしょう。
おそらく、もっと早く始めれば良かったと思う後悔も止まないと思います。周りの人のレベルが高いのは、もっと早く始めているからです。しかし、他の早道はありません。回りと比べて、焦ったり落ち込んだりする時間すらもったいない。試験まで時間一杯、自分が上手くなることだけ考えて、集中することです。
- Q予備校や画塾の講座料は安くありません。なぜですか?
- A
まず、専門領域で、経験者しか教えられない、つまり教えられる人が多くないということが考えられます。次に、美術の道具や設備が必要なこと、その環境に適した場所を確保する費用が掛かります。
美術という分野は、感覚を重んじます。感覚の習得に時間が掛かる理由は、本人の気付きが出会いによって起こるからです。その出会いは、密なコミュニケーションを取っていても、いつ起こるか分からない性質のものです。伝える側の、配慮やタイミングの計り方など、特別なスキルを要するものだと思います。
それら環境面での様々な経費を換算すると、予備校や画塾は安くは出来ないでしょう。
その点、通信制は安く出来る利点がありますが、自主性および自己コントロールが必要となります。一人でモチベーションを保つことは、簡単では有りません。難関校を受験するならば、予備校や画塾の、大勢のライバルと刺激しながら練習する密度は、やはり良い環境と言えます。しかし、金銭的負担となることは否めません。
- Q受験コースは、他のコースと比べて値段が高めです。なぜですか?
- A
受験コースには、入試に間に合うようにレベルアップすること、直前には入試対策が問われることなど、他のコースにはないタスクがあります。添削頻度は多く、内容に関しても、複雑な分析や長文をやり取り、模試や提出課題などが含まれます。これらの対価を、受験コース料金に加算しています。
受講について
- Qまったくの初心者なのですが、受講しても大丈夫でしょうか?
- A
大丈夫です。
あなたの描いている時の気持ち、上手く行ったこと、上手く行かないこと、分からないことをコメントしてください。
そして、どんどん質問して下さい。
初心者の方は、分からないことがたくさんあるから、不安なのだと思います。
言葉のキャッチボールがどんどん出来れば、きっと上手く行きます。
- Q絵を描いたことがないのですが、受講しても大丈夫ですか?
- A
もちろんです。
上手く描けるか、心配ですね?まずは、初歩的な技術を身に付けるところから始めましょう。あなたは、どんな絵が好きですか?どんな絵を描いてみたいですか?そういうこともご相談させてください。長い目で、ご自分の目標を持つことも大切です。
上手く描けないことや、途中でどうしたらいいか分からなくなることもあると思います。お気軽にお聞きになってください。続けていれば、きっと上手く行くようになります。
- Q初心者ですが、漫画家を目指したいと思っています。こちらでは漫画の指導も可能でしょうか?
- A
可能です。
デッサンオンデマンドでは、マンガイラストやマンガ制作の練習が出来ます。
まずは、鉛筆に慣れることや顔の描き方などの初歩課題から、複雑なポーズを描く課題まで、焦らず、こつこつ取り組んでください。
経験者の経験を聞いているうちに、コンクール出品にも意欲が湧いてくるかもしれません。マンガ制作についても、アドバイス致します。 漫画家という高い目標でも、例えば富士山を一歩一歩踏みしめて登るように、一つ一つの課題をしっかり練習して行きましょう。
- Q質問や添削は、どれぐらいの頻度で可能ですか?
- A
基本的に、一人、一課題、3営業日以内に添削をお返しします。
一月では、10回程度の添削回数を上限目安にしています。
簡単な質問などは、随時お答えします。途中経過を含めてご投稿いただくことも出来ます。積極的に利用していただくことが、上達の早道です。
- Qどのような課題がありますか?
- A
デッサン課題やマンガイラスト課題など、数多く取り揃えています。
詳しくは課題一覧表をご覧ください。
- Qデジタルで描いてもいいですか?
- A
デッサンオンデマンドでは、デジタル描画は行っていません。
紙と鉛筆を用いた、昔ながらのアナログの練習方法を取ります。
その理由は、指先の感覚、目測、明暗を見分ける、質感など、多くの身体感覚が、アナログの方が鍛えられるためです。
- Qなぜ手描きにこだわるのですか?
- A
手描きの方が、多くの身体感覚が鍛えられます。
指先の感覚、目測、明暗を見分ける、質感など、直接、触れ感じることが、正に感覚を触発するからです。
- Q石膏像も販売していますが、課題と関係ありますか?
- A
あります。
任意で、上級者用課題として、石膏像を独自教材としています。マンガは平面的に省略されていますが、立体的に捉えたものを的確に平面表現に置き換えたものです。この教材は、マンガイラストを描く人が、立体表現を学ぶことを目的としています。
自宅で練習するモチーフとして、卓上に置ける大きさ、光の見やすい石膏素材を考慮しています。
※石膏像を購入していただく必要があります。
システムについて
- Q資料はいただけますか?
- A
あります。
紙媒体の資料はご用意しておりませんので、ご了承ください。
デッサンオンデマンドのホームページをご覧いただき、ご質問等ございましたら、お気軽に、お問い合わせフォームにコメントをお寄せください。
- Q受講開始までにかかる時間はどれくらいですか?
- A
ご自身が始めたい日取りを、自由にお決めいただけます。即入会も可能です。
ただし、入会手続きなどで3日程度かかる事をご了承ください。
- Q初期費用はどれくらいかかりますか?
- A
入会金+入会月月謝(日割り)+次月月謝となります。
詳しくは、各講座のページをご覧ください。
- Q画材は何を使いますか?
- A
鉛筆、練り消し、ケント紙、クロッキー帳などです。
鉛筆の種類は、コースによって違います。
漫画イラストコース →2B~2H
デッサンコース →4B~4H
受験コース →6B~6H
基礎課題は、クロッキー帳を使います。大きいサイズの方が上手くなります。B3サイズ推奨です。モチーフ・デッサンが始まったら、ケント紙を使います。(その前に、スタンドライト、モチーフ台、下敷きなど、ご自身でご用意いただくことになります。)
任意となりますが、画板はお勧めです。
特別課題で、マンガイラストに色を施したい場合は、水彩絵具、筆等もご用意ください。
課題の進行に合わせて、随時ご案内します。
- Q課題をこなすのに、どの程度の時間が掛かりますか?
- A
課題内容、適正に拠ります。
課題は、感覚を身につける重要なものばかりです。デッサンオンデマンドでは、時間で区切ることなく、出来るまでマンツーマンで随伴しています。今までの経験では、すんなり出来る人がいる一方、何度も練習して出来る人もいます。得手不得手、適正などが関係していると思われますので、どの程度の時間が掛かるかお答え出来かねます。
苦手の課題の場合、なかなか上手く行かないものです。しかし基礎の場合は、全般的にバランス良く学習することが肝要です。落ち込んだり、焦ったりすることもあるかと思いますが、克服できた時は飛躍的に上達します。
右肩上がりの線グラフのように、上達が進むとは限りません。上がったる下がったりしながら、急上昇することも多くあります。時間目安を気にし過ぎることなく、ある程度長い目で見ていただければと思います。
- Q添削を送る時間帯はありますか?
- A
何時でも構いません。
ご自身のご都合に合わせて、自由にご投稿ください。
添削は、3営業日内にご返信差し上げます。
- Q投稿の返信はどのように送られてきますか?
- A
お送りいただいたデッサン画像とコメントに対して、講評とアドバイスをお返しします。文字だけのこともありますし、画像に赤ペンを入れてお返しすることもあります。
しばらくやり取りを繰り返していると、受講されている方の性格や癖が分かってきます。何が苦手で、どこが上手く行かなかったか、今までの経緯とこれからの課題の流れに留意して、ご本人に響く言葉を選んでいますが、講師もまた勉強させてもらうことが多いようです。
コメントをたくさん書いていただけたり、質問を下さったりすると、より密度のあるご返信が出来ますので、積極的にコミュニケーションを図っていただければ幸いです。
- Q平日は仕事をしているので、休日を利用して絵の勉強をしたいと考えています。休日のみの利用でも可能でしょうか?
- A
可能です。
ご自身に合ったスケジュールで、練習していただくことが、長続きする秘訣です。
- Qスマホだけしか持っていません。受講できますか?
- A
受講できます。
描いたデッサンを撮影し、その画像とコメントを投稿する、そして講師の講評や添削、アドバイスを受け取ることは、スマートフォンがあれば問題ありません。
ただ、コメントを多く書きたい、受け取りたいという熱心な方は、PCでの受講をお勧めします。受験コースに関しても、長文のやり取りを行うことになりますので、PCを推奨します。
- Q支払いはどうしたらいいですか?
- A
決済代行サービスを利用します。詳しくは「受講までの流れ」をご確認ください。
- Q未成年でも受講できますか?
- A
高校生よりご入会いただけます。
保護者の方とご契約いただきます。
- Q途中で忙しくなって、受講が難しくなりました。休会手続きは出来ますか?
また再開する場合は、どうすればいいですか? - A
休会は出来ます。
休会する月の前月10日前までに休会する旨をお申し出ください。お支払いを止めます。(4月1日から休会したい場合は、3月10日までに)
※それを過ぎますと、次月末までの受講となります。ご返金は出来ませんのでご了承ください。退会の際も同様にお願いします。
再開する場合は、休会3か月後に、受講中アプリのタイムラインにご一報ください。まだ再開できない場合も、再開をご希望される場合はお知らせください。ご事情によっては、勘案いたします。
それ以外の場合も、入会金をいただければ、何時でも再入会出来ます。
