絵が上手くなりたいです。絵が上手くなるのが目標です。
いつも師匠に「どんな絵を描くために、その為にどう上手くなりたいか考えろ」と言われますが、それはよく分りません。

上手いだけじゃ作品にはなりません。「良い作品」が上手いとは限りません。上手さを必要としない作家さんもいるかもしれません。
んな事は分ってるんですが、私は上手くなりたいんです。
自分でこの感情は「食欲」や「睡眠欲」のような「自然な欲求」と位置づけてきました。

今週も教室で人物デッサンをしました。
いつかモデルちゃんにデッサンをプレゼントしたいと思っているのですが、なかなか納得がいくものが描けないので渡せないでいます。
修行が足らないなぁ・・・。
人物デッサン

そんな時、作家の山口 晃さん(芸大卒で、すご~く上手い方です)のインタビュー記事を読んですごくハラオチしたので、メモ。
「つくり手の意図するところ」へ「見る人を直に導いてくれるもの」が「技術」である。
技術力が足りないと、それが足を引っ張って作家の意図が伝わりにくくなるということ。「あんたの話は下手で、言いたい事がよく分らないわ」みたいな事ね。

本当に技術が高い人は、その技術力を感じさせない。技術が先に見えることなく透明、それでいて人に直感的に素直に届く。だから、人に物を伝える精度を上げるために、技術を磨く。
「ヘタ上手」という絵のジャンルがあるのですが、下手な人が「これが私の個性よ」という場合と、技術力の高い人が狙いをもって、わざと崩して描いたものは、根本的に違うということなのです。

ふむふむ。
やはり技術力は磨かねばならぬのだ。
実際の作品のカタチはまだ見つからないけど、やっぱりデッサン頑張ろう。